家系シナリオを運命のマトリックスで解読し、受け継がれたプログラムを見極めて人生を書き換える (1)
家系のシナリオとは、先祖が体験し身につけた経験・信念・感情のパターンが世代から世代へと受け継がれていくものです。たとえ両親を失っていても、この情報は人から離れず、病気、貧困、失敗として現れたり、逆に状況に反して驚くべき幸運として現れたりします。運命のマトリックスは、先祖由来のプログラムを特定し、悪循環から抜け出す助けになります。計算は当サイトの計算ツールで行えます。
運命のマトリックスにおける家系シナリオとは
これは、家系（ロッド）の遺伝情報に刻まれた、幸運な展開とネガティブな展開の双方を含む行動プログラムのことです。これは、行為に関係なく人生のベクトルを定め、順調な生や困難の多い生へと導きます。成功パターンが現れることもありますが、ネガティブなパターンのほうが見られがちです。
- 好ましい例：癒しの資質、才能、知性、商才など、人生に良い変化をもたらす「賜物」が受け継がれるケース。
- 好ましくない例：どれだけ努力しても富・成功・名声に届かない、あるいは私生活がうまくいかないケース。秘教分野では、こうしたパターンは世代間でネガティブを伝える「家系の呪い」と呼ばれます。
一人ひとりの背後には、長い先祖の列が存在します。彼らは、何が良くて何が悪いかについてのメンタルおよび潜在意識レベルの前提を与えます。本人はその存在を自覚していないことも多いのですが、これらは人生の選択を左右し、どのように生きるか、何をするか、誰を友に選ぶか、いつ恋に落ち結婚し出産するか、どうやってお金を得るか、子どもをどう育てるか、さらにはどのように病を経験するかにまで影響します。
ポジティブな前提は喜びや成功をもたらし、それは子どもへも受け継がれます。彼らもまた無意識のうちに幸運なシナリオを選び取り、人生にもたらされるものを喜んで受け取ります。
一方、問題や悪習、私生活の困難、借金などがある場合は、家系シナリオを理解し、向き合うことが大切です。どの前提が潜在意識を支配しているのかを自力で見極めるのはほぼ不可能です。多くの場合、解決は悩んでいる分野の外側にあり得るため、運命のマトリックスの解読が必要になります。
運命のマトリックス手法における家系シナリオの種類
一人の中に複数の家系プログラムが共存していることもあるため、どこを調整すべきかの特定は容易ではありません。典型的な例を挙げましょう。華やかで魅力的な女性が、相思相愛の裕福な男性と結婚し、仕事でも成功を収めます。ところが家庭では口論が絶えず、妊娠もうまくいきません。
外からは健康問題やパートナーとの不和に見えますが、詳細に調べると、遠縁の女性が戦争で複数の息子を失っていたことが判明しました。その衝撃で「男性的エネルギー」が家系内でブロックされ、生き残れたのは女児ばかりに。やがて女性性の過剰が生じ、家に男性が「根づきにくい」状況が続いたのです。若い女性の健康自体には問題がありませんでしたが、運命のシナリオが作動し、男児の胚が拒絶され流産につながっていたのです。
運命のマトリックスを丁寧に見直した結果、その妻は元気な三人の男の子を授かりました。同様の例は他にも数多く挙げられます。
運命のマトリックスでネガティブな家系シナリオを見分ける方法
家系のネガティブ・プログラムは、次のような形で表れやすいものです。
- 病気
- 家系内で繰り返される死
- 怪我
- 自殺（とくに同型の繰り返し）
- 不妊や流産
- 貧困や借金
- 悪習
- 結婚・家庭形成の問題、離婚、望ましくない相手の選択など
珍しいケースの例として、ある男性はなぜか酒癖の悪い妻ばかりと結婚しては離別を繰り返していました。本人はまったく飲酒せず、子どもも禁酒で育てたのに、成人した娘が酒に手を伸ばすようになり、父はどうにも対処できません。誰しも似た出来事を思い出せるでしょう。もし何かが解決の妨げになっているなら、ネガティブな家系シナリオの前提に取り組むべきサインです。
親族と話すとき、繰り返し口にされる「トリガー語」に注意を向けてみてください。たとえば「今どきの男は本物がいない」「誰も信用できない」「この時代にまともな家庭なんて築けない」といった言葉です。同様に、事業の破綻、借金、負債など、繰り返し起こる出来事にも目を向けましょう。
たとえ素行の悪い先祖と関わりたくないとしても、彼らはあなたの家系の一部であり、その影響は何らかの形であなた自身にも及びます。家系由来の何かに納得がいかないのなら、自分のシナリオを見直す好機です。前提を見直して統合していくことでエネルギーの流れが解放され、これまで叶わなかった目標にも届くようになります。
運命のマトリックスで家系シナリオを変える方法
ステップ 1. 変容のプロセスには、自覚、意志、先祖への敬意と感謝が欠かせません。
もし絶えず不安がつきまとっていると感じるなら、人生で何かが正しく機能していないサインです。状況を変えるには、家系に立ち戻り、自分がその家に生まれた役割を受け入れ、向き合う必要があります。
その後、人生の使命を果たし、両親や他の親族と調和的な関係を築くことができるようになり、整えられた家系シナリオを自分の子や孫へと受け渡せるようになります。
ステップ 2. 実践的な数秘術家に相談するか、当サイトの計算ツールを使って運命のマトリックスから家系プログラムを深く分析しましょう。これはあなた個人だけでなく、将来の子孫にとっても大切なプロセスです。「子どもは自分の良いところだけを受け継ぐ」とは限りません。家系は個人よりも常に強い影響力を持つため、その支えなしに生きるのは難しいのです。
先祖から授かった最良の資質は受け取り、足りない部分は補いましょう。そうすれば幸せな人生が約束され、将来の世代にポジティブな家系シナリオを引き継ぐことができます。
ステップ 3. 先祖のネガティブなプログラムを繰り返さないためには、特別な道具立てが役立ちます。メタファー・カードや各種のリチュアル（儀式）を用いることで、新しいポジティブな家系シナリオを創り出せます。また、病気、死、事故、離婚など、家系ラインのネガティブな出来事を扱う助けにもなります。
