相性マトリックスの読み解き方:エミリー・ラタコウスキー&エリック・アンドレの実在マトリックスで検証 (12)

相性マトリックスの読み解き方。すでに相性マトリックスに触れ、その扱い方をご存じの方(もし未読なら、まずは当サイトの記事「相性マトリックス:それは何か、どう使うか」をお読みください)には、今回の記事が大いに役立つはずです。

本パートでは、運命のマトリックスを正しく完全に読み解く方法を学び、さらに2023年でもっとも意外性のあったカップル、エミリー・ラタコウスキーエリック・アンドレの相性マトリックスを分析します。読み進めれば、どんな手順・アルゴリズムで相性マトリックスを読み解けばよいかが分かります!

相性マトリックスとは?

相性マトリックスは、パートナー同士の相性の良さを可視化するためのシステムです。構造や概念自体は個人の運命のマトリックスと同じですが、特徴は、そこに並ぶアルカナが二人それぞれのマトリックスから対応づけられている点にあります。 

これにより、次のようなことが分かります。

  • 二人の関係(共同体)の性格。
  • パートナーが出会った理由。
  • 社会の中でカップルがどう振る舞うか。
  • 経済的な安定と幸福に至る道筋。
  • 想定される困難や、取り組むべきカルマ的課題。

ときには、互いを愛し、調和も理解もあるのに、理由なく衝突してしまう二人がいます。そうした不均衡や不調和の背景を明らかにしてくれるのが、まさに相性マトリックスなのです。

エミリー・ラタコウスキーとエリック・アンドレの相性マトリックス分析

相性マトリックスの読み解き方
相性マトリックスの読み解き方+エミリー・ラタコウスキーとエリック・アンドレの相性マトリックス分析

2023年初頭、エミリー・ラタコウスキーとエリック・アンドレの新カップル誕生のニュースは世間を驚かせました。そこで二人の相性マトリックスを分析し、この関係の将来性を探るとともに、相性マトリックス分析の実践的理解を深めていきましょう。

なお、相性マトリックスの診断に入る前に、より的確な理解と効果的な診断のため、各パートナーのパーソナルな運命のマトリックスを算出しておくことも大切です。

єmili ratakovski
エミリー・ラタコウスキー(07.06.1991)— 運命のマトリックス
erik andre
エリック・アンドレ(04.03.1983)— 運命のマトリックス

二人が出会った目的

まずは、なぜ二人が出会ったのかを把握するところから相性マトリックスを見ていきましょう。そのために各パートナーのカルマ的テール(尾)と、相性マトリックス上のカルマ的テールを分析します。

エミリーのカルマ的テールは 18-6-6:

  • 18 — 「月」のエネルギーが示すのは、自己理解を深め、恐れを手放し、現実から逃げないこと。直感を育み、善きために活用する必要があることも物語ります。
  • 6-6 — 「恋人」のエネルギーは、物事を必要以上に大きくしないこと、恋に怯えすぎないこと、同時に多くの相手を求めないことを促します。

エリックのカルマ的テールは 21-4-10:

  • 21 — 「世界」のエネルギーは、与えられたチャンスに感謝し、過度な自己批判を手放すことを教えます。
  • 4 — 「皇帝」の課題は、支配的になりすぎないこと。
  • 10 — 「運命の輪」のエネルギーは、前世が非常に厳しかった可能性を示し、今生では宇宙が豊かさを与えてくれること、流れに身を委ねる大切さを伝えます。 

相性マトリックスでは、二人のカルマ的テールは 21-10-16:

diagramma 3
ダイアグラム:(04.03.1983 + 07.06.1991)— 相性マトリックス

このことから、二人は軽やかさを学び、恐れを克服し(古いものを壊し、新しいものを築く)、そして宇宙が与える資源すべてに感謝することを学ぶために出会った、と言えるでしょう。

パートナーのコンフォートゾーン

次に、どのような環境でエミリーとエリックが心地よさを感じ、どんな性格傾向を持つのかを見ていきます。相性マトリックスのコンフォートポイント(快適領域)を分析しましょう。

diagramma 4
ダイアグラム:(04.03.1983 + 07.06.1991)— 相性マトリックス

「教皇」のアルカナは、二人が安定・快適・明確さ・秩序を好むことを示します。常に新しく興味深い学びに身を置くことが、二人にとって重要です。このアルカナが示される相性マトリックスでは、周囲から好感を得やすく、メディア露出にも向いています。加えて、子どもと伝統が二人にとって大切なテーマとなるでしょう。

個人の運命のマトリックスでは、エリックのコンフォートゾーンに11、エミリーには12が立っています。互いを補完し合う組み合わせで、この配置ならバランスが取りやすいでしょう。エリックは自分を酷使しなくなり、エミリーは自己犠牲的になりすぎる傾向を手放せます。 

経済的豊かさと幸せへの道

続いて、二人の金銭と愛情のラインを分析し、経済的ポテンシャルと“本当の幸せ”の方程式を見つけましょう。 

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ダイアグラム:(04.03.1983 + 07.06.1991)— 相性マトリックス

カップルの金銭チャネルは 4-14-10 の3エネルギーで構成されています。まず、「運命の輪」が金銭と健康のカルマ領域の接点に出ていることは、カルマ的に二人にお金が入りやすいことを示します。宇宙に“求めれば与えられる”という流れが働きます。 

一方で、金銭ポテンシャルである 14 は、賢く節度あるお金の使い方を促します。さらに、愛のラインとの接点に「皇帝(4)」がある配置から、家計の主たる稼ぎ手はおそらく男性側になる、と読み取れます。

愛のラインについて言えば、「戦車(7)」の示すところ、関係は鮮やかでポジティブ、そしてスリリングな体験に満ちるでしょう。ただし、度を越さず、今あるものを大切にする姿勢が鍵です。 

二人の社会的な現れ

二人の社会的な現れは、相性マトリックスの親子関係ゾーンの最も左端にあるアルカナで読むことができます。

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ダイアグラム:(04.03.1983 + 07.06.1991)— 相性マトリックス

11のアルカナは、二人が社会の中で力強く存在感を示し、とても堅固なパートナーシップという印象を与えることを物語ります。二人は非常にアクティブで華やか、濃密に自己表現していくでしょう。共同で取り組む事柄(仕事の可能性も高い)が多く、それが二人の距離をさらに縮め、結びつきを強めていきます。

カルマ的課題 

カルマ的テール、金銭と愛のライン、コンフォートゾーンをポジティブに保つことが大切です。そうでないと衝突の火種になりかねません。二人へのアドバイスをいくつか:

  • 今あるものを大切に(21)。
  • 肩の力を抜き、流れに乗る—必要な資源は与えられます(10)。
  • 自分を酷使しすぎない。常に仕事で埋めず、互いと休息の時間を(11)。
  • 変化を恐れない(16)。
  • 「どちらが主導権を握るか」の競争を手放す(5)。 

まとめ 

相性マトリックスは、二人がどれほど合っているのか、なぜ出会ったのか、そして調和的な関係性へどう進むかを教えてくれるツールです。

本記事では、2023年のカップルであるエミリー・ラタコウスキーとエリック・アンドレの相性マトリックスを実例に、相性マトリックスの知識を実践的に定着させました。分析アルゴリズムは、この記事で紹介した手順と同一です。