未来を知る方法を運命のマトリックスで読み解く 一年の指針と注意点 (11)

運命のマトリックスの方法で未来を知る方法を読み解く？ 運命のマトリックスのシステムは、真理への道を示し人となりを語ってくれるだけでなく、未来をも予測する、自己探求のためのユニークなツールです。ここで私たちが運命のマトリックスが予測すると言うとき、出来事を正確に当てる占いを意味しているわけではありません。

運命のマトリックスによる予測（プログノスティカ）には独自のコツや特徴があります。その一つは、マトリックスが「人に必ず起こること」を断定的に告げることは決してない、という点です。やや分かりにくく聞こえるかもしれませんが、実際には22のアルカナの方法によって、その年をエネルギー豊かに過ごし、掲げた目標を達成するための年間の指針を受け取ることができます。

気になりますか？ それでは、運命のマトリックスのシステムにもとづく予測のニュアンスをすべて見ていきましょう！

運命のマトリックスにおける予測（プログノスティカ）とは？何のために必要？

私たちの人生の各年は、22のアルカナのいずれかの加護のもとにあります。運命のマトリックスの適切な診断とエネルギー分析は、来たる年に何を期待すべきかを教えてくれます。 

誰もが知っているとおり、人生には旅行や引っ越し、気分転換にふさわしいタイミングがあります。運命のマトリックスの方法における各アルカナにもまた、ある種の物事を実行するのに適した固有の資質のセットが存在します。 

運命のマトリックスにもとづく予測の方法は、1年を通じて何に向かっていくべきか、そして何を避けるのが望ましいかについてヒントを与え、あなたのエネルギーを正しい方向へ注ぐのを助けてくれます。ちなみに、特定のプログラムに取り組むのに適した人生のタイミングもあります。

• 誕生時から — 親子関係のカルマ。
• 10歳 — 父系のスピリチュアル（精神的）な家系プログラム。
• 30歳 — 母系のスピリチュアルな家系プログラム。
• 40歳 — 健康と財政のカルマ。
• 50歳 — 父系のマテリアル（物質的）な家系プログラム。
• 60歳 — カルマの尾。
• 70歳 — 母系のマテリアルな家系プログラム。

この一覧は、たとえば20歳で母系のマテリアルなプログラムに取り組めないという意味ではまったくありません。実のところ、できるだけ早く各ポジションをプラスに転じられれば転じられるほど良いのですが、重要なのは70歳までにこの課題をやり遂げることです。 

また、適した年齢で特定のプログラムに取り組む場合、課題が取り組みやすいだけでなく、人生にもたらす変化もより大きくなることを付け加えておきましょう。

運命のマトリックスにもとづいて出来事をどう予測する？

運命のマトリックスのシステムで出来事を予測するには、まず自分のマトリックスを算出する必要があります。これは、当サイトの運命のマトリックス計算機を使えば簡単に行えます。

計算が終わると、あなたの手元には完成したマトリックスがあり、オクタグラムの各辺にはアルカナと、それに対応する年齢が配置されます。

力をどの方向へ向けるべきかを理解するには、アルカナのプラス面とマイナス面の現れを分析する必要があります。アルカナのプラスは目指すべき姿、アルカナのマイナスは注意すべき点です。そしてエネルギーの総合的な特性は、人生の一年を通してどのように振る舞えばすべての目標を達成できるかを示してくれます。

完成済みマトリックスでの予測例

理論を最もよく定着させるために、実践に移してみましょう。1978年07月19日生まれの女性について、現在の年の予測を行います。

現在この女性は44歳で、「力」のアルカナに守護されています。これは、その一年を通じて女性がおそらく多く働き努力することになる（11のポジティブな現れ）一方で、仕事で自分をすり減らさないこと、休息を自分に許すことが大切であり、それはまったく正常なことだ（アルカナのマイナス面）という意味です。

ちなみに、予測を行う際には、精度を高め情報を読み取るために、前年と翌年のアルカナを見るのが非常に有効です。彼女の43歳には「隠者」のアルカナが対応しており、おそらくその年は穏やかで節度があり、新しい出来事は特になく、自己探求に焦点が当たっていたはずです。「世界」のアルカナは、45歳の年が調和と幸福に満ちることを示唆します。

過去・現在・未来の年のレンジ全体を見るなら、次のような結論が導けます。昨年、彼女はおそらくあるプロジェクトの計画を長い時間かけて練り、多くを学んでいました。現在の年は、目標達成のために精力的に働いています。そして来年、彼女はその活動の実を刈り取ることになるでしょう。 

結論

運命のマトリックスは、自己探求のためのツールであるだけでなく、予見のためのツールでもあります。たとえ未来の出来事を正確に予報することはできないとしても、自分の資源を適切な領域へ向け、目標を達成するためのヒントや推奨を得ることができます。予測（プログノスティカ）は、目指すべきものと、逆に避けるべきものを指し示します。予測の際は、現在の年のアルカナだけでなく、過去年と来年のアルカナにも目を向けることを忘れないでください。