運命のマトリックスの第九のアルカナ:隠者(9エネルギー)

運命のマトリックスにおける第九のアルカナ:隠者

第九のアルカナ 9 隠者
運命のマトリックスにおける第九のアルカナ:隠者

運命のマトリックスは、自分の長所と短所を理解し、ネガティブを手放してポジティブな指標を強化するための方法です。第九のアルカナを解読すれば、秘められた才能や能力が開花し、このエネルギーがプラスかマイナスかを見極め、人生の使命や目標を見つける助けになります。これにより、性格のネガティブな側面に取り組み、強みを大きく伸ばして、より良く調和のとれた人生へと導かれます。

運命のマトリックスにおける第九のアルカナの意味

タロットでも運命のマトリックスでも、第九のアルカナは「隠者」と呼ばれます。これは知恵と知識のエネルギーです。カルマ的な性質を持ち、人生の意味を探求し続け、自己を磨き、宇宙の本質理解を深めようとするかたちで現れます。九の人は自らの使命に関心を持ち、学び取り、知識を蓄えることに没頭します。幼い頃から遊びや娯楽よりも思索や学習に時間を割く傾向があり、運命のマトリックスに九のエネルギーを持つ人々は年齢以上に賢明です。

第九のアルカナ(プラス)

プラスの第九のアルカナは、人格の調和を促します。こうした人々は創造者であり、クリエイターであり、教師です。賢く聡明で、先人の知恵に支えられながら新しく独創的なものを生み出せます。プラスの九からは、才能ある音楽家・作曲家、作家、教育者が育ちます。コミュニケーションの才があり、知識を他者に伝える力、魅力やカリスマ性を備えています。対象やテーマを深く掘り下げ、大きな成果を収め、その後は喜んで自らの成果・知識・技能を分かち合うため、優れた教師や精神的な導き手にもなり得ます。

プラスの九にとって、お金はそれ自体が目的ではありません。生活を助ける手段として捉え、宇宙の起源と構造を理解することを主な課題とみなします。集中力が高く、内向的で、おしゃべりではなく、何事にも緻密で注意深いタイプです。少ないもので満足しつつ、常により高みを目指す傾向が主な特徴です。これは物質面に強く表れ、生活ではミニマリズム、さらには禁欲主義に傾くこともあります。

私生活では、九のエネルギーの持ち主は一途で誠実です。初恋は幼少期に訪れることも多く、一生を通じて一人の相手に忠実でいられます。細かなことにこだわらず、愛する人の欠点や過ちを赦し、家族や身近な人を大切にします。感情表現は控えめで、恋の冒険を求めません。結婚は早い時期か四十代以降のいずれかで、しばしば自分の気持ちをうまく示せず、関わりを押し付けないため、独身でいる場合もあります。礼儀正しく、丁寧で、相手を尊重する態度が身についています。これらの気質は、第九のアルカナのもとに生まれた男女に共通します。

第九のエネルギー(マイナス)の現れ

マイナスの第九のアルカナは、調和の欠如に起因する孤独感として表れます。伴侶や親友、話を聞いて理解してくれる相手を見つけるのが難しいのです。重い孤独を避けようとして、支え合えない相手と関係を結んでしまうことがあり、そうした関係は失敗に終わりがちです。相手がモラハラ的・有害な人物で、九の人生を損なうこともあります。強い心理的不調から、すべてを投げ出して別の都市や国へ移住したり、修道院に入ったりすることさえあります。

経済面では、パートナーの不誠実さに悩まされ、真剣に受け止めてもらえないことがあります。九の人は細部に厳密で、慎重に動くため、周囲の不満を招くことも。マイナスの九が関心を寄せるテーマは、しばしば身近な人々にとって魅力的ではなく、それが疎外や誤解を生む要因になります。

個人の運命のマトリックスにおける第九のアルカナへの取り組み

九の人は豊かな内面世界を持っていますが、内向性がかえって害になることがあります。ネガティブな側面に取り組むには、得た知識を他者と分かち合うことを学ぶ必要があります。そうすることで社会に溶け込み、自分の天職を見いだせるようになります。

内向性・羞恥心・自己不信から解放されれば、才能が花開き、友人や同志が集まり、真の愛にも出会えるでしょう。役立つのは、身体を動かすこと、散歩、スポーツ、人との交流、パーティー、気軽に読める本や娯楽に触れることです。

自信を得た九は、優れた保育者・教育者・科学者・作家・研究者となり得ます。多くは啓発・教育の分野に天職を見つけ、教師や大学教授として活躍します。

自分のエネルギーを知り、いくつかの問題の原因を理解するには、運命のマトリックスの解読が役立ちます。最も便利なのは、専用の計算機を使う方法です。