運命のマトリックスにおける第十三アルカナ（13）：生と死、再生（変容）

運命のマトリックスにおける第十三アルカナ：生と死、再生（変容）

人の運命のマトリックスにおける第十三アルカナは、自分のエネルギーがプラスかマイナスかを示し、人生の進むべき方向を指し示し、備わっている賜物や才能を開き、強みを際立たせ、さらにコードをどう整えて人生をより良くするかを教えてくれます。中心となる課題は、人格の強みを支えつつ、弱点と欠点をあらゆる面から見直し、乗り越えることです。

人の運命のマトリックスにおける第十三コードの意味

タロットと運命のマトリックスにおいて、第十三アルカナは「変容」あるいは「再生」という名で知られます。しばしば「生と死」「大いなる変化の子」とも呼ばれます。このコードのもとに生まれた人は、変化と発展を求め、刷新と前進、新しさを欲するタイプです。彼らの中からは、現実を変え、進歩を阻む硬直した伝統や慣習を打ち砕く革新者が生まれます。

第十三アルカナ（プラス）

第十三エネルギーがプラスに出ている人は、親切で人を愛し、活動的で落ち着きがありません。行動力があり勇敢で、困っている人を助けに駆けつけ、エクストリーム・スポーツやスピードを好みます。

満ちあふれる生命エネルギーは、第十三アルカナのもとに生まれた人をじっとさせません。リスク志向が強く、スカイダイビング、ダイビング、登山、自動車やオートバイのレースといった危険な活動を選ぶことも少なくありません。パートナーは退屈している暇がなく、数々の危険を伴う冒険や旅に巻き込まれるでしょう。ただし、プラスの第十三エネルギーの人は、退屈を感じると相手への関心を急速に失いがちです。関係は唐突に説明なく終わり、その後すぐに新しい相手を探します。するとレースは別の人生の伴侶や友人、仕事上のパートナーとともに再開されます。

第十三アルカナの人々は率直でオープン、恨みを隠さず、相手の目を見て意見を述べるタイプです。学習が早く、起業でも成功しやすく、経済的にも恵まれます。

第十三アルカナのもとに生まれた人は、前世で若くして亡くなった——そのため「失われた時間を取り戻す」願いが、驚くべき行動力と「いま、この瞬間を生きる」衝動の根拠になる、と言われます。

第十三アルカナ（マイナス）

マイナスの第十三エネルギーは、制御の利かない攻撃性、粗暴さ、見知らぬ人にも身内にも辛辣に接してしまう態度として現れます。毒舌で、冗談が不適切な場面をわきまえないことがあります。感情のコントロールが苦手で、率直さが善意だと信じて相手を傷つけてしまうことも。時に奔放すぎる振る舞いで相手を戸惑わせたり怖がらせたりし、そのせいで見込み客や友人を失うこともあります。こうした傾向は特に女性に強く出ることが多いとされます。

運命のマトリックスで第十三エネルギーを持つ人は、関係が完全に行き詰まり、双方の害になっているときでさえ、パートナーや配偶者と別れる決断を下すのが苦手です。健康を軽視し、病気を危険な段階まで放置してしまうこともあります。

運命のマトリックスにおける第十三エネルギーの向き合い方

人生を良くするために、第十三アルカナの人は次の弱点を乗り越え、欠点を手放す必要があります。

• 状況が終わっているなら、特定の人や課題に固執するのをやめる。死んだものは蘇らず、割れた杯は元には戻りません。
• 自分自身にもっと目を向ける——健康管理を行い、感情の表れ方をコントロールする。
• 即席の利益を追わず、無謀なリスクを避ける。

進路選択も人生を整える助けになります。救助隊員、医師、消防士、スポーツインストラクター、あるいはプロとしての競技活動などが向いています。エクストリームな分野、軍でのキャリアも適性があります。

健康には十分な注意が必要です。スポーツに取り組み、瞑想を行い、能動的で健全な生活を送りましょう。精神的成長は、身体的な自己鍛錬と切り離せません。

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